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  • 執筆者の写真TORCH

『TORCHは目印”この指止まれ”的な感じ』TORCH代表 福田のインタビュー記事


TORCH開業のきっかけや思いなどを、ライターの池田早織さんが代表 福田にインタビュー&記事化してくれました。

ウッドデッキの上でヨガ


以下、QとAはインタビュアーの池田早織さんと、代表福田の問答になります。


Q:TORCHはどんな思いで作られたのですか?


A:TORCHは英語で”目印”です。”この指止まれ”的な感じで。外から来た人たちと日光に住んでいる人たちが交流できる場所を作りたいと思っていました。人が気軽に集まれる場所があることで地元の方々も遊びに来てくれるし、もちろん遠方からも来ていただける。交差点みたいにすごく自然なかたちで人と人がつながれる。


普段いるところの属性から離れて、ここではヒーローになれたり、誰かとつながって新しいことをやってみようと思えたり、そういうサードプレイスにあたるような場所を作りたかったんです。



Q:TORCHは昨年10月にオープンされましたが、実際にどんな方が利用されていますか?


A:年齢や職業関係なく色んな方々がお見えになります。地元の高校や県内の大学とコラボレーションする機会もいただきました。


 一例ですが、都内の外資系企業にお勤めの方がいらっしゃいます。彼は仕事も趣味もTORCHで完結できるスタイルです。朝から夕方までコワーキングスペースで仕事をされて、夕方は日光の山々でトレイルランニングを楽しむ。マラソンではなくトレランがしたいとのことでここへ来たとおっしゃっていました。日光には未舗装の自然道がたくさんあるのでお好きな方はきっとハマると思います。


 TORCHのコワーキングスペースはフリーアドレスです。テーブル席、ソファー席、カウンター席のお好きな場所でお仕事していただけます。急なミーティングにも対応できる会議用ブース、高速Wi-Fiも完備しているので、リモートワークにも最適です。


 また、ちょうど開業する前の頃でしたが、インターナショナルスクールの団体様に貸し切りでご利用いただいたことがありました。TORCHでのキャンプ泊をベースにしつつ、東照宮や裏見の滝へのハイキング、中禅寺湖でのSUPなど、周辺にある観光スポットやアクティビティを楽しんでもらいました。その時は生徒がキャンプ用のテントを自分たちで建てたんです。テントの設営がうまくいかず斜めになってしまったチームもありましたが、TORCH側のサポートは最低限にしつつ行い、テントは雨風が最低限避けられるものが建てられればよしとして、彼らにはそのまま一晩過ごしてもらいました。


 ほかにもみんなでカレーを作ったり、仲間と協力しながら作業するようなワークショップを行いました。外国人の先生たちも「新しいタイプの林間学校が体験できたよ。貸し切りにしたことで自由度が上がったから生徒たちは楽しく過ごせたんじゃないかな。ありがとう」と嬉しそうに話してくれました。

斜面に並ぶ複数のテント



Q:国内だけでなく海外の方もTORCHを利用されるのですね。福田さんも日本を離れ長く海外生活をされていたとのことですが、現地での生活はいかがでしたか?


A:僕自身10代から20代をニュージーランドのクイーンズタウン、その後は仕事の関係で中国に住んでいました。クイーンズタウンは自然要素のある観光地でありながらも、川や湖でヨット、山でロッククライミングなど、あらゆるアウトドアが楽しめるエリアです。夜になるとみんなで街へ繰り出してバーへ向かいます。そこでは、観光客と地元の人がグラスを交わし、互いにたわいもない話をしてただひたすらに時を楽しむ。


 お酒を飲みながら観光客と地元の人がそれぞれの視点から見えている世界をシェアしていく。地元の観光資源や魅力を分かち合いながら、その街が抱える課題もみんなで一緒に受けとめる。観光客と地元の人の交流は現地では当たり前にある光景でしたね。


 そういう意味でクイーンズタウンは日光とよく似ているなと思います。日光は日光連山、中禅寺湖、華厳ノ滝などの雄大な自然だけでなくグルメの町でもありますからね。地元民行きつけの繁盛店がたくさんあるので、こちらにいらした時はぜひとも僕に聞いてください。


Q:コワーキングスペースもそうですし、TORCHのようなサードプレイス的な居場所がここ数年で一気に増えてきましたよね。福田さんから見て、人々は何を求めているのだと思いますか?


A:おそらく、みんな原点回帰ぎみになってきていると思うんです。色んな災害やパンデミックを乗り越えてきたことで、これまでとは違うかたちで人々は死を意識したのではないかなと。今まで以上に自分と向き合う必要性を感じて、自己対話する機会を求めて、サードプレイス的な場に集うのではないかなと思います。


 自分のことを知るために、自分が好きなものが何なのかを知っておくことはすごく大事です。そのためのヒントが幼少期にやっていた遊びの中にあると思っています。誰しも小さい頃にやっていた好きな遊びとかスポーツとかありますよね。


 ちなみに僕の場合は、家の近所を自転車で走り回ることでした。僕自身の生まれは日光の清滝です。水力発電で100%まかなっているこの町は明治時代の頃から工場があったと言われています。当時は細尾で遊ぶことが多かったんですが、いつも決まった仲間と遊びに行って、帰りはものすごいスピードで自転車をこぎまくって帰ってきました。当時の福田少年の感覚は大人になった今でもよく覚えています。

タープの下でビジネス会議




Q:ご自身の原体験がTORCHを形作っているのですね。福田さんにとって遊びとは?


A:”遊び”は僕自身の人生のテーマでもあります。遊びというものをすごく大事に思っています。遊びを通じることで、大人とか子どもとか、年齢は関係なくなると思うんですよ。良い遊び方ができている大人を若い世代に見せたいなとも思うし、なにより本当に遊びながら生きている大人はカッコいいじゃないですか。意思をもって遊べているかどうかが重要だと思っています。


 実は、TORCHのビジョンにも遊びを取り入れているんです。それこそ日光は水で成り立ってきた場所なので水の遊びができるし、キャンプを通じて火の遊びもできる。トレランや登山で山の遊びもできる。地方はスペースがすごく空いているので、資源を活用しながら色んな遊びができるはず。なので、僕たちがまだ知らないだけで、きっと他にもまだ体験したことがない遊びがあると思うんです。僕自身も遊びから生まれる組み合わせを楽しみたいと思っています。


 みなさんがTORCHに来たら、ステイ中にぜひ色んな遊びを体験してもらいたいですね。そしてどんなふうに楽しんだかを周りの人たちにどんどんシェアしてほしいと思っています。



Q:今後のTORCHの展望についてお聞かせください。


A:TORCHでは、キャンプ、SUP、コワーキングスペースのほか、毎月朝市を開催しています。TORCHが久次良町(くじらまち)にあるのでその名も”くじらの朝市”です。野菜、フード、ドリンク、物販、花など、日光の良いものが揃います。おかげさまで多くの方にご来場いただいています。地元の人たちはもちろん遠方からも駆けつけてくださるんです。月一回の人と人とがつながる場になればいいなと思っています。


 また、僕みたいに子ども心を持った人であればTORCHでの滞在を楽しんでいただけるはずです。何も捉われていない人、いつも何かを作りたい状態になっている人、クリエイティブな人、探求したい人、物事がニュートラルに見えている人、先入観がない人、海外経験がある人、こういう方々にぜひ足を運んでいただきたいなと思っています。車でいらっしゃる方が多いのですが車がなくても十分楽しんでいただけます。


 TORCHの前まで巡回バスも通っていますし、東武鉄道やJR日光線からでもお越しいただけます。いらした際には、デンマーク生まれの電動自転車・MATEの乗り心地を楽しんでください。TORCHのビジョンでもある遊び・仕事・学びの切り口で人々が集まったら、間違いなく面白いことができるんじゃないでしょうか。

当時の建物の全体図

TORCHのコワーキングスペースの様子

イベントに出店のキッチンカー

出店者と一緒に作業する子供




 


インタビュー&記事:池田早織


フリーランスライター。企業のインタビュー取材、雑誌編集、コピー&Webライティングなどに携わる。公立学校、専門学校、大手英会話スクール、日本語学校で5000名以上に指導した経験を持つ。傾聴力と愛嬌が武器。最近では、地域コーディネーターとして、地方創生にも活動の場を広げている。趣味は旅すること、食べること、語らうこと。

ライターの池田早織氏









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